【ゲーム経歴書】ペルソナ3フェス 2023-14
3連休いかがお過ごしでしょうか???
どもども。たまです。
ペルソナ3のリメイクが発表され早幾日。
Amazonの欲しいものリストに存在していた『ペルソナ3フェス』を、たまたま近所の中古ショップで手に入れたのでプレイしておりました。
2006年7月13日に発売したペルソナ3の続編。
本編に追加要素を加えた「Episode Yourself」と、後日談である「Episode Aegis」が収録。
昨年プレイしたペルソナ3ポータブルは、このYourself版をベースにリファインされていたようです。
発売は2007年4月19日。プラットフォームは3無印と同じPS2。
3のディスクを持っていればDLCのような扱いでプレイできるアペンド版と、通常版が発売されていた模様。アペンド版の方が少し安かったそうです。
購入は6月19日。購入後すぐにちょっと進めて、ラノベ期等を挟んで8月末ごろから本格的にプレイ開始。
プレイ時間は恐らく50時間弱。何度かフリーズして進捗が吹っ飛んでるので、もうちょい少なめの時間でクリアできた…と、思う…。
あらすじとかその辺り
ペルソナ3の本編エンディング終了後のお話。
シャドウとの戦いを終え、閉鎖が決まった学園寮。
3月31日、仲間たちは最後の日を集まって過ごすことに。
どこかぎこちない空気の中、ささやかなパーティを開いて新年度を迎える特別課外活動部の一行は、そこで事件に遭遇します。
気が付くとそこは…3月31日。
そして勝手知ったる空気感。
なんと、一向は再び影時間に取り込まれることとなりました。
また、突如アイギスが主人公と同じワイルドの能力に目覚め、アイギスの妹を名乗るメティスまでもが登場。
そのメティスは、この影時間が産まれたのは特別課外活動部の面々が原因だと言います。
意味の分からない一行。状況を解決すべく、新たなるワイルド アイギスを中心に事件解決へと乗り出すことになります。
と、あらすじはこんな感じ。
直接の続編ですね。ワイルドに目覚めたアイギスが主人公となり、シャドウ蔓延るダンジョンを踏破しつつ謎の解決に迫っていく。
基本的には3ですからね。暗いです。超ダーク。
3はダーク、4はポップ、5はリアルってのが自分の持つ印象なんですが、FESに関してはダーカーザンブラック。いっそ陰鬱と言ってもいいかもしれない。
その後を描く、というか仲間たちの本編で語られなかった部分を深掘りするような作り。
コミュニティは出来上がった状態なので、個々のコミュイベントはありません。
主人公の影を追ってダンジョンを進むと、そこで開示されるのは彼らの出会いの場面。
困惑する者、憤る者、恥じる者。反応は様々で、それを振り返り整理して…という感じ。
あ~、そうか、これはお葬式なんだ。
なるほどね。そっかそっか。
書きながら思った。そうか、だから荒れるのか。
そうよね、本編のラストで主人公がああなって、それについて各々の感情があるわけで。整理できた人、そうじゃない人。立場も違えば解釈も当然違う。
前評判が結構荒れていて、サジェストは酷いだとか不要とか黒歴史とか、そんなんばっかで気になってたんですよね。なるほどもって。
いや、そう言われれば分かる。う~~ん、そうね。俺もちょっと前まではそっち側だったかもしれない。
結構キャラ毎に感情的になるレベルが違うなと思ってたんですよ。本編と立場が逆になってたり。そりゃそうだ。だって体験したかどうかで全然違うよ。
これは本当にペルソナだ。
心を扱う作品だ。
途中でメティスの言ってたセリフが凄い印象に残ってて。
それも今氷解した。なるほどね。
凄く益体の無い感じになっていますが…
多分通った人ならわかると思う。そういうものよ。
何だったらそこから先がどうなるかの方が気になる。
4では多少その後の姿を見ることもできるはずなので、その辺りも触れられるのかなぁ。
インド神話。ヴリトラ。破壊と再生。
追想なのだけれど、決してそれだけじゃなくて。
ああ、フェスってそういう!!!!!
な~~~~~るほど。
来年2月にリメイクされるリロードではフェスの要素は収録されないようなので、気になる方はご自身で触れてみてください。
サジェストを信じて触れなくてもいいとも思います。
ただ、否定的な意見が全てじゃないということだけは私は信じる。
一応、ゲームシステム的な部分に触れておきましょう。
戦闘難易度がなんかメッチャ高いです。
多分通常のハードがノーマル。スクランブルストライカーズを思い出しますねぇ…
本来の時系列は逆ですが(笑)
そしてコミュニティは完成しきった状態でのスタートなので、基本ダンジョン探索がメイン。そのダンジョンが飽きやすい上に前述のとおり戦闘難易度が高いのでまぁ事故る。
原則、先制しなけりゃすぐにアイギスが溶けてゲームオーバー。
SPが枯渇してジリ貧、仲間のAIもそれほど優秀じゃないので総攻撃の難易度は高め。
ただそれでもザオリク先輩とかよりはマシ。
アドバイスしておくと、反射スキルが超重要。
特に中盤~終盤にかけてはマカラカーン(魔法反射)とテトラカーン(物理反射)のスキルとマジカルミラー(魔法反射)・フィジカルミラー(物理反射)のアイテムは必須です。ラスボスは確実にマカラカーン無ければクリアできんのちゃう?ってレベル。
なので、これからプレイされる方にはコウリュウをアラハバキをお勧めしておきます。本当に。
終わりに
サジェストを鵜呑みにしてはいけないということが非常に分かりやすいタイトルだと思いました。
勿論受け止め方は人それぞれなので、サジェスト賛成の方を否定するわけではありませんよ。その気持ちは十分に理解できる。
ただ、ゲームシステム的な部分で言えばもうちょい頑張ってほしかったとは思います。
探索メインな作りで探索が面倒なのはやっぱりね~。
完成したコミュを進めるわけではないので、いわゆるサブシナリオがほとんど実装されていないので、新登場したメティスのキャラ堀があまり進まなかった印象なのも個人的には残念かなと思いました。
次回のペルソナQ3で参戦したりしないでしょうかね?ちょっと期待しておきましょう。
次作のペルソナ4以降に連なる設定の開示だとかもあって個人的には◎
やって良かったなと思っております。
やっぱゲームって面白いわ。ではではノシ
【ゲーム経歴書】rain 2023-13
さて、書ける時に書いておきましょう。
たまです。まさかの本日3本目。
手軽にプレイできる作品を一つ挟みたいということで、PS3を引っ張り出してきました。
テイルズのシンフォニア ユニゾナントパックもやりたいですしね。
てなわけでクリアしたてほやほやの作品は『rain』でございます。
発売は2013年10月3日。PS3のDL専用タイトルとして発売されました。
人気を博した結果、あくる2014年6月5日にはパッケージ版も発売されております。
開発はAKIBA’STRIPのアクワイアとICOやワンダのSCEジャパンスタジオの共同。
2008年のオーディション企画だったPlayStation C.A.M.P!から生まれた作品です。
購入は2021年10月4日。プレイは2023年9月2日と3日。
オーディション企画作品ということで、ボリュームは4時間程度と少なめ。
価格もDLが1,500円、パッケージが2,200円と、今のインディーズゲームのはしりのような感じですね。
あらすじとかその辺り
熱を出してサーカスを見に行けなかった少年。
退屈さから雨の降る窓の外を見ていると、怪物に追われる透明な少女の姿が。
少女を心配してとある扉をくぐると、冷たい雨の降る夜の街へ出ていました。
そして少年は気付きます。自身の姿も見えなくなっていることに…
果たして少女を救い出せるのか。そして自身の姿を取り戻せるのか。
少年の冒険は始まります。
基本的にはステルスミッション。
主人公や怪物は透明なため、普段は姿が見えません。
しかし、雨に打たれると輪郭が浮かび上がり、姿が見えるようになります。
その状態だと怪物に見つかってしまい、捕まると即ゲームオーバー。
雨宿りができる場所、怪物の気を引けるモノ、それらを駆使して怪物の眼を盗みつつ脱出路を目指していくというゲームスタイルです。
□ボタンでダッシュ、×ボタンでジャンプ、○ボタンで操作。
基本的な動かし方はICOやワンダによく似ていますね。
rainでは怪物に攻撃する手段は一切なく、逃げることしかできません。
初見だと普通に詰む場面もあり、死に覚えゲーの要素も持ち合わせています。
その分リスタート地点の設定は多くオートセーブにも対応しているので、やり直しにストレスは感じません。
会話はほとんどなく、ステージを進めると背景に大まかなあらすじが表示されていくスタイル。
この辺りもICOやインディーズゲームの作りに似ていますね。
クリアすると2周目に記憶のカケラを集めることができ、入手するとシナリオを補完するテキストが表示されます。中々趣深いので是非プレイしてみてください。
チャプター選択ができるようになっているので、+2~3時間程度で集めきることができるはずです。
終わりに
とにかく雰囲気が良い本タイトル。
雨の夜の街ということで、不気味ながらも美しい世界が広がっています。
挙動も細やかで、心細さ、励ます仕草からは思わず少年と少女を応援したくなります。
雨や水の環境音、BGMも良質で、それによって輪郭が際立っています。
惜しむらくはPS3でしかプレイできないという点。
そろそろアーカイブとかsteamとか別プラットフォームでもできるようになれば良いんですが…
と、前評判も良かった本作品。存分に楽しむことができました。
末に発売のサムライレムナントまでに、次はどのゲームを進めましょうかね…
それでは。秋雨前線が近づいているようですので、体調にはお気を付けください。ノシ
【ゲーム経歴書】刀剣乱舞ONLINE 2023-12
お久しぶりです(伝統芸能)たまです。
8月が吸われた刀剣乱舞の記事書くよ~。
正式名称は『刀剣乱舞ONLINE』
DMMゲームズ(現EXNOA)が運営するブラウザゲームで、配信開始は2015年1月14日。
ブラウザゲームの雄「艦隊これくしょん」をベースに、艦船ではなく日本刀(に類するもの)を擬人化した刀剣男子を率いて遊ぶゲームです。
艦これと違って舞台などのリアルイベント系に力が入っており、2015年にミュージカル、2016年に舞台化され、今年は歌舞伎も上映されております。
この辺りのジャンル展開は、やはりメインの展開先が女性向けなことはあるなぁと感じる次第ですね。
android、iOS向けのアプリ版も配信されており、ブラウザ版との連携も可能です。
私のプレイ開始は8月2日の日付が変わったあたり。約一か月間のプレイが完了したところです。
あらすじとかその辺り
西暦2025年、時の政府は過去の歴史へ介入し、歴史改変を望む「歴史修正主義者」に対抗すべく、刀剣から生み出された付喪神「刀剣男子」を各時代へ派遣し、修正主義者との戦いを繰り広げるというもの。どことなくFG◎味を感じますね(なお運営開始日)
アナタは付喪神を生み出す能力を持つ審神者(さにわ)として彼らを指揮し、歴史修正主義者、並びに、刀剣男子とも対抗する第三の勢力「検非違使」(時空パトロール的なあれ)との戦っていくことになります。
ゲーム上ではメインシナリオに当たるテキストは用意されておらず、単純に用意されているステージをクリアしていくことになります。
審神者は、短刀・脇差・打刀・太刀・大太刀・槍・薙刀・剣などの刀剣男子を指揮することになります。
これは艦これ同様、実際に存在した刀剣をモチーフにしており、それぞれの刀剣が持つ歴史的背景をベースにキャラ付けもされているというもの。妖刀で知られる村正とかが分かりやすいですかね。日の丸相撲を通った方だと、鬼丸国綱とか聞き覚えがあるんじゃないでしょうか。
素材を消費して刀剣男子を作る「鍛刀」や、ステージを攻略中に出会う「ドロップ」などの手段で刀剣男子を入手し、ステージを攻略する(敵を倒す)ことで得られる経験値で彼らを育てていく。
入手した時点では初(うぶ)の姿と呼ばれ、Lvが20か25に到達すると一つ上の特の姿に成長します。また、60を超えると更に上の極(きわめ)の姿へと成長させることができる。艦これで言う所の改二の状態ですね。
ただし、極の姿にするには特定のアイテム3種が必要で、更に96時間のクールタイム(修業期間)を要します。
また、それらのアイテムを使うには難関と呼ばれる6ステージ目、「池田屋の記憶」をクリアしなければなりません。最近弱体化したようですが。
最終的には好きな刀剣男子を極の姿まで成長させて愛でる、がゴールかなと。
通常戦闘と他に、定期的に期間限定イベントが配信されており、現在は花火玉を回収するイベントですね。こちらのイベントは経験値効率も良く、始めたばかりの人でも周回がしやすいのでとても初心者も始めやすいですね。
疲労度はあるものの数値化されている。
戦闘2倍速が実装されている。
そもそもの経験値効率がいい。
出撃しても資材は減らずむしろマップ途中で拾えるから増える。
ある程度育ってくると敵の攻撃を受ける機会がほとんどない。
ルート固定はないもののこちらの被弾もそれほどないので脳筋で編成できる。
装備品はあるが種類が少なく、特定の組み合わせや刀種、刀剣男子へのボーナスもないので脳筋で編成できる。
辺りが艦これと違い、とても育成がしやすい仕様となっています。本当に周回が楽。気づいたら一生周回してる。時間が吸われて仕方がない。
池田屋の記憶も、限定イベントの経験値効率にも寄りますが10日あれば十分到達&攻略できます。かく言う自分も10日でクリアしましたし。
この先の沼
とまぁ、ゲーム自体のボリュームはね、それほどないんですが…
多分こっから先が沼。間違いなく沼。
ミュージカルや舞台の方へ行くとね、多分解釈がすっごい広がったりして大変なことになると思います。
艦これは同人二次創作(いわゆる非公式)でかなり解釈が広がる機会があると思うんですが、刀剣乱舞ではそれが公式から供給されます。本当に供給量がエグイ。あとクオリティがヤバい。
そこにハマりだすとまぁ時間もお金も溶けるんだろうなぁと戦々恐々する毎日です。
でも実際、舞台から興味を持ってその刀剣だけでなく歴史そのものの背景に興味を持ったりできるので、訴求効果はでかいですよね。現存している刀剣も多く、奉納されている場所へ行って、そこから寺社仏閣まで興味を広げるとか。
ま~色んな遊び方ができる作品ですこと。
歴史上の人物を扱う他作品の理解の一助になったりもしますし、ポテンシャルは凄いものを感じています。
一応私はそこまで解釈を広げてないので、いわゆる推し刀というのは明確に定まってないのですが、ビジュアル方面から鬼丸国綱さんが当面の推しということにしています。
諸先輩方からの圧がえぐいことになっているので、ここから推しのプレゼン始まるんだよなぁ。
一ヵ月での成果としては、
メインシナリオは10日目で池田屋の記憶攻略完了したところ。
剣を除いた全刀種を一応揃えた。
レベルカンストが9振り(脇差2、打刀1、太刀2、大太刀2、槍1、薙刀1)。
極の姿が5振り(不動行光、日向正宗、信濃藤四郎、謙信景光、今剣)
後、太鼓鐘貞宗を今修行に出している所です。
まぁ、イベントの噛み合わせも良く、これくらいなら全然余裕でしたね。
いやだいぶスタートダッシュ決めた気がします(笑)
イベントへの参加難易度も低く、初心者でも安心して始められるブラウザゲームとしては艦これよりもおススメできると思います。
でも色んな組み合わせを試行錯誤して遊べる艦これも面白いよ???
あっちは可愛い女の子を愛でるゲームなので、そちらを重視する方は是非。
残暑厳しい日々が続きますが、皆様も体調にお気をつけて楽しいゲームライフを。ノシ
【ゲーム経歴書】ゴーストトリック 2023-11
お久しぶりとなりました。
たまです。
刀剣乱舞に8月が吸われましたが生きてます。
審神者のお姉さま方の圧は凄い。
その刀剣乱舞については次回記事にするとして、今回は『ゴーストトリック』をばご紹介。
発売は2010年6月19日。CAPCOMよりDS用に発売されました。
ゲームデザインは逆転裁判シリーズの巧舟さん。
ジャンルはミステリーアドベンチャーとなります。
iPhoneなどアプリ版も配信されていたようですが、今年6月30日には待望のリメイク版がswitch、PS4、Xbox One、steamで発売されております。
今回プレイしたのはswitchのリメイク版。8月5日と6日の2日間でストーリークリアは9時間程度でした。
あらすじとかその辺り
気が付いていたとき、私ことシセルは既に死んでいた。
目の前には見知らぬ女性、しかし、死んでいる私は彼女が殺されるのを見守るしかできなかった…
しかしそこでクネリと名乗る電気スタンドから声を掛けられ、私が死者の力を持つことを告げられる。口車に載せられるまま時間遡行をし、彼女の運命を変えた私。
クネリに告げられたタイムリミットである夜明けまでの間、なぜ私が死んだのか、なぜ彼女が殺されたのか、そもそも私は誰なのか、その謎を解き明かすべく捜査を始めたのだった。
ジャンル的にはアドベンチャーのため、アクション要素は控え目。
とはいえ逆転裁判シリーズと比べるとアクションアクションしている感じ。
主人公が手にする『トリツク』『アヤツル』『死の4分前』『デンワ線』の4つの死者の力を用いて捜査を進めていきます。
『トリツク』は様々な物体に取り憑く能力。コアと呼ばれる青白い球体を持つものにしか取り憑くことはできません。取り憑いた物体を通じ、移動することができます。
『アヤツル』はトリツクで取り憑いた物体を操る能力。電気スタンドならスイッチをON/OFFできたり、左右にスタンドを動かしたり。アヤツルを使えばどうなるかは、画面上で確認することができます。
『死の4分前』は、死んだばかりの亡骸にトリツクことで、その人物が死ぬ4分前に戻ることができるという能力。死の間際に何が起きたのか、それも見ることができます。
死ぬ間際の記憶から糸口を見つけ出し、トリツクとアヤツルを駆使して状況を逆転していくというのが基本的な目的になります。
『デンワ線』は、電話機から電話線を伝って遠くの電話機へと移動する能力。
通常は電話番号が分かった場所になら自由に移動することができるが、死の4分前の世界にいる間は通話中の電話線間しか移動できません。
移動することで糸口を見つけたり、逆に留まることで解決できる場合もあるので、選択には慎重にならないといけません。
以上の4つの能力を駆使し、チャプター毎に設定された死の状況を改変する『運命の更新』というゴールへたどり着き、それを繰り返して真相に辿り着こうというもの。
トリツクための移動、状況を変えるためにアヤツルの発動タイミングを調整するなどの細かなアクション要素はありますが、FPSやゼルダやマリオなどのゴリゴリなものではありません。
舞台は吉本新喜劇のような内部構造が全て透けて見える描き方をされており、その中時にシリアスに、大体はコミカルにキャラがリアクションする姿はまさに新喜劇のよう。
真面目なことを言っているはずなのに、どこか間の抜けたやり取りはとても面白く、逆転裁判シリーズを知っている人なら身に覚えがあるのではないでしょうか。さすが巧舟クオリティ。
ギミックの作りも凝っており、ただ感心するものから、そうはならんやろ!?いやなるわ!なるけどさ???とツッコミ所満載のものまで多種多様。
後半になると複雑なパズルになっているものもあり、かなりの達成感もあります。
シナリオ全体はミステリとオカルトをうまく組み合わせられており、特に最後の曲面につながる伏線は序盤から随所に仕込まれています。
プレイしているとその伏線がガーーーーっと最後に浮かび上がってくる、この走馬灯のような情報の奔流は絶品です。しゅんごい気持ちいいの。快感ですよ。
終わりに
割と知る人ぞ知る、な認知度だったらしい本作。
かく言う自分も逆転裁判シリーズをプレイしたことを報告したTwitterでこれも面白いよ~とリプをもらったことで知った次第。いやその時は名前だけ知ってて、ディレクターが巧舟さんだってことは知らなかっただけだったかな?
とまぁ、知らない人は知らない作品なわけですが大変に面白かった。
飽きさせないデザイン、コミカルな演出、裏腹にしっかりとした本筋、印象的なBGMと高評価点がやはり非常に多いですね。
何といってもゲーム終わった後の満足感ですよ。
これが!!!面白いゲームだ!!!と
もう伝わってくるんだもの。手軽に何かやりたい人には本当におすすめです。
また、巧舟さん関連の作品を買ってCAPCOMさんにお金を落とすとですね、逆転裁判シリーズのリマスターがどんどん増えるって寸法なのですよ。
つい先日も逆転裁判456のリマスターが発表されましたし。そこの売り上げも良ければ逆転検事12も絶対あるよね?
と、言う感じで是非皆も買っていただければと。
ではでは近日中にお会いしましょうノシ
【ゲーム経歴書】デュープリズム 2023-10
ダンまちのシリーズ読み漁ってたら!!!!!!!
7月が!!!!!
終わりそう!!!!!!!!!
どうもどうも。たまです。
ラノベを読むターンが本格的に来たようで、最近はもっぱらラノベ寄りの生活をしております。
昨年秋から12ヵ月連続刊行されている大森藤ノさんの『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズ。発売日に買ってはいたものの読めていなかった9冊を一気に読破する運びに(笑)
12ヵ月連続刊行って無茶するよね!?と思っては見たものの、それ以上の月数をやっている人を二人ほど知ってるんだよな…
なぁ、そうだろ?かまちー、西尾維新????
脱線しまくってましたが、やっとこさ一つ区切りがついたので久々の筆。
今回クリアしたのが『デュープリズム』
ハードは初代PS。発売は1999年10月4日のアクションゲーム。
開発はSQUEA。まだエニックスと合併する前ですね。
現在はゲームアーカイブスで配信されているため、PS3やPS-VITAでプレイ可能です。
両機種ともクレカ決済が終了しているので、PS4や5からクレジットをチャージしてPS3やVITAで購入という手間はかかりますが。
購入はPSアーカイブス終了報道があった21年の春4月初旬。
プレイは3月と7月でそれぞれ時間を作って飛び飛び。全体20時間程度。
パッケージにある通り主人公は男の子(ルウ)と女の子(ミント)の2人制。
二人それぞれの視点から、一つの物語をたどっていくスタイルの作品です。
順番はどちらが先に来ても大丈夫。自分は3月にルウ、7月にミント編をそれぞれプレイしました。
あらすじとかその辺り
世界に存在するマジックアイテム【遺産】。
この物語は、どんな願いもかなえてしまうと言われる、究極の【遺産】デュープリズムを探し求める少年少女の物語。
別に7という数字は関係しません(無粋)
ルウ編のあらすじ。
クレアと穏やかに暮らしていた少年ルウは、ある雪の晩に突如襲撃者に襲われます。
死の右腕呼ばれるその襲撃者との戦いの中で、ルウを庇ってクレアが殺されてしまうのです。
哀しみにくれるルウ。しかし遺産の中には死人を生き返らせる力を持つモノもあるのではと、遺産を求める旅に出るのです。そんな中、強力な遺産が眠るという噂を聞き、物語の舞台であるカローナの街へと辿り着きます。
そこで研究者のクラウスとその一家やミントらと出会い、遺産を巡る冒険を繰り広げます。
ミント編のあらすじ。
東天王国と呼ばれる王国。その第一王女であるミントは絵に描いたようなおてんば娘。
あまりの破天荒さに重役会議から王位継承権を剥奪され、妹であるマヤにその座を奪われたミント。
力づくで妹から継承権を取り戻そうとしますが、妹のもつ遺産の力の前に返り討ちに合ってしまいます。そこで思いついたのが自分も強力な遺産を持てばいいという結論。
究極の遺産であれば世界征服も夢じゃない!?と意気込む彼女は、噂を聞きつけカローナの街へと辿り着き、クラウスやルウと出会います。
全体の印象としては
ルウ編は王道RPG。悲嘆からの再生、恩人を生き返らせたいという目的から笑える掛け合いもあるけれど基本真面目なノリ。
ミント編はコメディ。主人公が周りを振り回すタイプなので、ギャグ展開を中心に真面目な所も若干あり。
それぞれの物語は同じシナリオではありますが、同一の時間軸(別視点)で描かれるのではなくあくまでもパラレル展開。そのため色んな部分が異なります。が、登場人物の性格や価値観がぶれることがないので、両視点を組み合わせることでキャラの深みが増していく作りになっています。
ルウ編では堅物なのに、ミント編では彼女に翻弄されっぱなしとかね(笑)
ルウ編でのシリアスな展開や物語の革新を知っているからこそ、んなもん知るか我が気に食わんのじゃ!というノリだけでぶっ飛ばしていくミント編の面白さが際立つし、
ミント編のノリを知っているからこそ、おちゃらけた彼らが裏で抱えているモノの大きさと、組みあがっていくシナリオの全容に驚くし。
ゲームコンセプト通り一粒で二度おいしい作品でした。
あ、キャッチコピーは「ひとつの世界に、ふたつのファンタジー」だそうです。
遅いわって?せやなスマン。
ゲームは3DアクションRPG。操作は移動、ジャンプ、通常攻撃、特殊攻撃の4つ。
カメラ操作は街の中はできるけれど、ダンジョン部分は固定アングルスクロール。
ルウの特殊攻撃は倒したモンスターに変身し、その能力を使うこと。
ミントの特殊攻撃は様々な種類の魔法。
特殊攻撃の挙動が全く違うので、同じ敵やダンジョンであっても攻略手順が変わってくるのがミソです。
終わりに
スクエアの隠れた名作と呼び声の高い本作品。
さすがにディスク1枚なのでシナリオボリュームはほどほどですが、細かな会話パターンが用意されているのでテキストボリュームはそこそこ。
その中に笑いあり涙ありの王道展開を盛り込んでいるので大満足。
基本的に一本道なので迷うことも少ないのは良いですね。
キャラが本当に魅力的で、どちらの物語でも主役から脇役まで満遍なく出番と掘り下げがあります。シリアスとコメディ寄りでそういう場が用意されているので、造形理解はOK。ミントのCVは林原めぐみさんでオナシャス。
操作は初の3Dアクション製作かつデュアルショックコントローラーが発売されてすぐの頃なので、一部判定(主に慣性と足場)にクセはあるものの概ね良好。
全体10時間程度の作品を2本遊べると考えてください。
今プレイしても大満足の構成ですよこれ。
今日はFGOのフェス見ながらソシャゲ周りを進めようかなと思ってます。
ブルアカのシナリオも進めたいしね。こういう時に任務とか進めとくの本当に大事。
コンシューマー方面だと次はスーパーマリオ64の後半終わらせて、一旦Rain通ってからゴーストトリックかなぁ。
ではではノシ
【ゲーム経歴書】シロナガス島への帰還 2023-9
さて、お久しぶりです。たまです。
本当にお久しぶりになってしまった…
本来ならもう2~3本クリア予定だったんですけどね?
逆裁456のリマスターも発表され、ペルソナ3のリメイクも発表され、後半というか来年初頭が忙しなくなってきたからね?
ドウシテコウナッタ?と言われれば、
久しく読んでなかったリゼロ読んでたから…というのは大きい。
後なんだかんだブルリフ一生回してる説はある(笑)
ティアキン発売したわブルプロ始まるわ今月末にはtakt.opですって正気ですか奥様?な感じではありますが、ひとまず広げた風呂敷を畳み始めます。
ちゅ~わけで起動確認だけやってたゲームをクリアしました。
『シロナガス島への帰還』
日本発の同人ゲーム。旅の道屋さん製作のADV。
2020年3月3日にsteamへ登場。BOOTHでPC用DL版を購入できるほか、Switchにも移植されています。
価格はなんと500円(switch版は750円)。ホンマにその金額でええんか…?と思いつつ購入。
購入は4月初旬。プレイは先週末からで時間は全体16時間程度。
どこかのポケモン実況者が発売日当日に購入して感想を呟いてたのを見て調べて~がきっかけだったはず。
同人作品か~と思ってたら大物声優ばかりのフルボイスで同人…?となったことは覚えてます(笑)
あらすじとかその辺り
ニューヨークで探偵業を営む池田戦(主人公)。
とある富豪からの調査依頼でシロナガス島へと向かうことに。
完全記憶能力を持つ少女「出雲崎ねね子」を助手に加えて島へ向かうと、そこで待っていたのは奇怪な殺人事件の数々。
果たして無事に富豪の依頼は達成できるのか。なぜ事件が立て続けに起きるのか。
島に隠された秘密とは…
ゲーム構成はオーソドックスなアドベンチャーゲーム
基本はテキストを読み進め、探索パートでは画面内の気になる部分をクリック。
一定の情報収集が完了すると次のパートへ。たまに選択肢もあるよって構成です。
ミステリをベースに、伝奇や洋画的な要素をふんだんに盛り込んだシナリオを軸に、癖が詰めこまれたキャラクター、どうした?????って感じの声優陣、まさかの劇伴にFFやバイオの片岡慎吾さん登用。
これ本当にインディーズゲームなんですか????????????
という圧倒的な深みがこのゲームの魅力ですね、はい。
ゲーム自体はどうだったかと言われると大変に面白かったです。
導入から進行が丁寧で、奇をてらった作りではなく全体像が掴みやすい。
導線がしっかりしているので次の目的を見失いにくく、声優の本気も組み合わさって大事な部分が印象に残る。そのため次が予想しやすく、かと言ってミステリ要素が粗雑なわけではない良いバランス。
ミステリ、伝奇、SF、洋画、とにかく作者の好きを詰め込んだんだというのがバシバシ伝わってくる作品でした。よくここまで盛り込みつつまとめたな?
終わりに
というかこれ本当に500円でいいのぉ…???
が、シンプルでかつ最良の感想。
しっかしフェチが捗る内容じゃった。個人的にはリールさんが解釈ぅ!!!!てな感じで最高でしたわ。お酒一緒に飲みたい。
ジョージの配役も天才的でござった。
マダミス版も発売されているようなので、そちらがお好きな方も試してみてはいかがでしょうか。
どうやら次回作もあるみたい…?ある程度畳み終わったらチェックしてみましょうか。
じゃ~、次はデュープリズムの攻略へと向かいますかね…ではではノシ。
【ゲーム経歴書】ライザのアトリエ3 終わりの錬金術士と秘密の鍵 2023-8
お久しぶりです、たまです。
なんか久しぶりに仕事が色々キツくて体重が5Kgほど減りましたが何とか生きてます。
楽しいことも一瞬で吹き飛ぶあたりがもうアレですよね。これ以上の言及は避けますが。
皆さんも自分を強く持ってくださいませ。
とまぁ。更新が遅くなった言い訳は良いんですよ。
そんなことよりアトリエですアトリエ。
前作ライザのアトリエ2~失われた伝承と秘密の妖精~の発売から2年3か月。
発売日は当初の予定より一か月ほど後ろ倒して2023年3月23日。
作中の時系列では約1年後。購入日は当然発売当日(発表会見直後に予約した勢)
プレイ時間は4月16日までの間で70時間弱。
発売日よりプレイをはじめ、最初の週末で26時間、そこからはちょっと平日が忙しくなりボチボチの進み具合でしたが何か気付いたら70時間に到達用しようとしていたこのアトリエマジック。さすがです。
待ちわびていただけに非常に楽しい一ヵ月間を過ごさせていただきました。
あらすじとかその辺り
ライザのアトリエ2の時間軸から約1年が経過。
島のお悩み相談を続け、心身ともに頼れる近所のお姉さんが板についてきたライザ。
実は世界にもクーケン島にライザありと名の知れ渡るようになっていましたが、当のライザは島でやっと認められ始めたかな…という認識のずれ具合(笑)なのですが、そんなことは露知らず、いつものように何でもない日々を過ごしていました。
王都の学校最終学年に達したタオとボオスが夏休みの帰省にクーケン島へ帰って来たタイミングで突如起こる地震。
何事かと港へ行けば、そこには突如現れた見知らぬ諸島が…
クーケン島の浮かぶ湖にはそんな諸島が現れる予兆もなく、手強い魔物も現れる始末。
ライザは取りあえず原因を探ってこいと言われて仕方なく諸島へ足を踏み入れます。
そこで突如として頭に響く「汝、万象の大典へと至れ…」という声。そして新たな異世界の扉と、その扉を開く鍵。
この扉の先には何があるのか、そして万象の大典とは何なのか。
ライザの直観には、島を救う術がその先にあると告げています。
怪しみながらも進むライザ。そこでは鍵の概念、そして錬金術師の根源に迫る冒険が待っていたのです。
とまあ、最後の夏の冒険が始まると公式が言っているだけあって、島どころか錬金術の根源に至ろうという壮大な物語展開が待っています。
そして何よりボオス君。ボオス君!!ボオス君のプレイアブル化!!!!!!
公式がPV上げてるからもう言いたい放題だもんね!!!!
やったねボオス君!!!!
全世界のアトリエファンが君を待っていたよ!!!
特に2で肩透かしを食らった既プレイ勢は皆ね!!!!!!
参戦おめでとうボオスきゅん!!!!!!
何を言おうとしても、ライザ3を語る上ではまずこれに触れなければならない。
ボオス君!!!プレイアブル化おめでとう!!!!!!!!!
1での確執とその融和を描き。
2では満を持して幼馴染としてのポジションから仲間感を出してきたボオス君。
しかし慈悲はなく、まだ自分には力が足りないと遠慮しだしたボオス君。
いいよもうそんなの。早く仲間になれよ一緒に成長すればいいじゃん!!!と叫び続けたファンの願いがようやく叶いました。
ライザのアトリエ3で、ついにボオス君がパーティキャラクター参加です。
正直、この時点で決まりましたよね。最終パーティが。
今回は全11人のパーティキャラから、メイン3人、サブ2人の計5人をバトルパーティとして編成することができます。
ん?5人?????
え?答え出たじゃない????
ライザのアトリエの根幹を構成するライザ、タオ、レント、そしてクラウディアの4人。
それを一番近くて遠い位置から見ていたボオスきゅん。
ほらもう決まりじゃん。これ以外の選択肢はないでしょ(過激派)
「ようやくお前たちと一緒に冒険ができるんだな」
と。
のたもうたボオス君。
君に乾杯。
さて、本気の戯言はさておき、”クーケン島にまつわる冒険”の最終章を描くには最高のパーティ編成ができるようになったライザのアトリエ3。
懐かしいあの先生方や、新たな旅の同志とともに、目新しくもいつもの延長とも呼べるひと夏の冒険へと向かいます。
1と2で生じた数々の出会いと謎を文字通り回収しつつ、シリーズの根幹に迫るようなシナリオ展開。
冒頭のボオス君!!!!という感情。
序盤のひと夏の冒険への高まり。
中盤の今までとこれからの出逢いの決算。
終盤の謎と歴史の真相への邂逅。
そして夏の終わり。
その全てが素晴らしいものでした。
ゲームシステムも2から更に洗練され、遊びやすさを追求したUIデザインへと進化。
錬金の楽しさはそのままに更に手軽に遊びやすく、初心者も逃さないようなサポート設計。
玄人にも目新しいスキルや素材変化もあり、全員が楽しめる作りになっていました(周回で難易度追加もあるしね?)。
素材そのものの入手も手軽になっていて、お任せ作成がより使いやすくなってましたね。こだわるなら個別に素材選択した方が良かったりと。どれだけ悩んだんでしょうね…
ゲーム単体の完成度が高く、ここから始めても大丈夫!!!と言ってしまいたいくらい。
ですがやはりナンバリングタイトル。1と2があってこその3。
この時間の経過が随所に感じられて本当に素晴らしい。
時間を重ねたからこその関係性の変化。
その変化の感じ方もキャラそれぞれ個性があって、そのどれもに納得感があって。
まさに、シリーズ完結作として満点の出来だと思いました。
終わりに
終幕は夏休みが終わるんだなと。
新学期が始まるんだなと。
この寂寥感が肝このゲームの肝だと思います。
落としどころが本当に良い。
ここで完結しても良いし。
万が一続編を出してもすぐに復帰できそうな。
バランス感覚が最高のノスタルジーを醸し出している。
もし今、ライザのアトリエに興味を持った方。
3からでも楽しめるんだろうか?と思っている方。
お願いです。1からやってください。
勿論3からやっても十分に楽しめます。
でも、十二分に楽しむためには、1からの時間経過をライザ達と共に歩んでほしい。
そうすれば、この作品の素晴らしさをより一層感じることができるはずです。
皆が、ひと夏の冒険が醸し出す最高のノスタルジーに浸れるよう、心より祈っております。
ライザのアトリエは最高だぞ!!!!!