たま々書きたい日々徒然

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【ゲーム経歴書】天穂のサクナヒメ 2021-14

思ったよりオリンピックに時間を取られてしまって色々と支障が出始めてます。

見るのはサッカーくらいだろうと思ってたんですけど、連鎖が始まるとやっぱり止まらなくなっちゃいますね~。スポーツは元々好きなので、運動欲がどんどん出てくる。久しぶりにボール蹴りたいなあ。

 

巷では緊急事態宣言の拡大も発表されて、ますます引きこもりが進む今日この頃。ゲームをするにはバッチコイなのでね。下半期もしっかりやっていきますよっと。

 

下半期一本目は天穂のサクナヒメ

2020年11月12日に発売されたNintendo SwitchPS4、Steam用のゲームです。

 

開発はえーでるわいすさん。

発売は牧場物語で有名なマーベラスから。

元々は同人作品だってんだから驚きですね。どうやら2015年には原型があったようです。

 

発売を知ったのは昨年6月のNintendoダイレクト。稲作と2Dアクションの組み合わせ、そしてBGMに一目惚れ。いつかプレイすると心に決めて

7月1日に本作品を購入。24日に本編クリア、終了後に深部が解放されるダンジョン攻略を一区切りつけたのが30日。プレイ時間は本編32時間、ダンジョン6時間ってところでした。

 

 

ストーリーとか世界観とか

舞台は神々が住む「頂の世」と人々が住む「麓の世」とが分かれた東方の国ヤナト。

主人公であるサクナは武神と豊穣神の娘。頂の世にある神々の都で、両親が残してくれた財産を食い潰しながらのうのうと暮らしていました。

とある宴の日、サクナは酔った勢いで宴会を抜け出しとある騒ぎの起こる地へ。そこは麓と頂をつなぐ『天の浮橋』と呼ばれ、麓の世で山賊に追われる内に迷い込んだ田右衛門一行へ追手が追いついた所でした。

べろんべろんのままに諍いに介入したサクナは、助けた田右衛門に対し「これ以上踏み込んではならぬ」と警告し、気持ちよくその場を去っていきます。しかし限界まで飢えていた田右衛門一行は後をつければ飯にあり付けるぞと都まで入り込んでしまいます。

それを見つけたサクナは青い顔。バレては不味いと慌てて追いかけるも、よりによって主神カムヒツキへの供物が保存されている蔵で不注意で火災を起こしてしまいます。

失態の罰として都を追放されるサクナ。追放先は、鬼が生まれる忌み島「ヒノエ島」でした。そこでサクナは騒動の原因となった田右衛門達と共に、鬼の討伐と発生原因解明の任を受けることとなります。

 

そしてサクナの島での暮らしが始まるのです…

 

 

米は力だ!!!

キャッチコピーがとにかく秀逸。

サクナヒメのメイン要素の一つは2Dアクションの戦闘パート。しかし、サクナには分かりやすいRPGのレベルは設定されておらず、敵を倒して手に入るのは木魂と呼ばれる勾玉。いくら倒したところで純粋な能力値は強化されません。

では何をもって能力を上げるのか。そう、米です。

戦闘があるということは技があるということ。技はどうやって強化するか?これは使用回数で強化できます。しかしいくら技を使っても性能が強化されるだけで新たな技は取得できません。

ではどうやって技を増やすのか。そう、米です。

 

米 イズ パワー

 

もう一つの要素。稲作です。

 

ヒノエ島で鬼の調査をすることになったサクナですが、支給物資はろくに持たせてもらえず、食料もありませんでした。拠点を探すうちに辿り着いたのはとある民家、そこはサクナの母、トヨハナがかつて暮らしていた家でした。そこには田と種もみが。食うものがなければ作ればいい。そしてサクナは豊穣神。作物を作れば恩恵はサクナに返ってくる。そうお目付け役のタマ爺に説得されたサクナはしぶしぶと稲作を始めます。

サクナの能力は、その年に育てたコメの品質に応じて徐々に上がっていくんです。能力が上がれば技も解放されます。米を育ててサクナを強化し、調査を進める。それが天穂のサクナヒメってゲームなんですね。

 

そしてこの稲作がまぁ本格的。攻略サイト農林水産省やJAのHPと呼ばれるほどには本格的。

種もみ選別、育苗、田起こし、田植え、水量調整、施肥、草むしり、稲刈り、稲架掛け、脱穀、籾摺り、そして精米。

農業に詳しくなくとも、鉄腕DASHを見た人なら分かるでしょう。かなり詳細に工程が再現されています。

 

それぞれのシーンも設定が細かく、選別は塩か泥か、その比重は。どの間隔で苗を植えるのか。水温は何度で保ち中干しはどの時期にどの程度行うのか。肥料は木魂をベースに採集や狩りで入手できる各種素材を混ぜて作り、味・粘り・硬さ・量・香り・美しさといった数値のどれを伸ばすのか。また、防病、防草、防虫用の肥料を作ることもできます。それをどの時期に与えるか。収穫までにどの程度熟成させるか、稲は脱穀までにどの程度乾燥させるか、また脱穀作業時の温度によっても品質が変わります。まあ大変。

 

そしてこの細かな作業の間に日々の食事や肥料、農具の改良に使う素材を集め、都と交易をし、鬼の脅威を取り除き、調査を進める。とにかくやることが多い!!!

 

そうして育てた米で能力を強化し、簡単操作のアクションで敵を薙ぎ払っていく。

通常攻撃と特技による攻撃に加え、羽衣を用いた投げ技や高速移動(ゼルダのフックショットみたいな感じ)を駆使して画面を縦横無尽に駆け巡ります。これがまた爽快。

ただし純粋な防御、いわゆるガードという機能はありません。ここがまた奥深い。敵の攻撃を防ぐには

①羽衣移動は基本的に無敵判定がついているので、羽衣を使って攻撃をかわす

②技で相殺する

③弾く

この三つになります。③の弾く。これがミソで、敵の攻撃に向かってタイミングよく方向キーを押すことで、敵の攻撃を弾くことができます。遠距離攻撃は弾き返し、近接攻撃は無効化してノックバックを発生させる。その隙に追加の攻撃を行うことで無限に自身の攻撃を続けることができるんです。いやはやテクニカル。これにはやりこみ勢やら縛り勢は垂涎でしょうよ。レバガチャ勢もご安心ください。レベルを上げて躱して物理で殴ればOKです。どっちの戦い方でも楽しめます。

 

終わりに

と、システム面でかなり語ってきましたがサクナヒメはそれだけではありません。ストーリーがまた良いんです。わがまま放題だったサクナと、麓の世で苦労をしてきた人間との交流。当然うまくいくはずもなく、最初は喧嘩ばかりしています。しかし苦楽を共にするにつれ、それぞれが徐々に変わっていく様を見ることができます。

そしてBGM。和楽器を中心にどこか懐かしい、聞き心地の良い楽曲が物語を彩ります。

春夏秋冬に応じてアレンジされていく楽曲。水の表現、風の表現、空の表現、それらと合わさって季節の移ろいを感じさせてくれます。プレイ中、ある程度余裕ができたら一年中狩りに出かけず縁側から田んぼを眺めていてください。それだけで楽しめますから。マジで(真顔)というかゲームつけて音楽聞いてるだけでもいいです。ある意味最高の娯楽かもしれない。

 

とにかく、”時間の経過”を楽しむことに特化したゲームだなというのが私の総括ですね。

それを証明するかのように、一度プレイを始めると4時間程度は雑魚です。雑魚。あっという間に過ぎ去っていきますよ。何度「こんな時間とか噓でしょ?」と驚いたことか…

 

是非ともおススメしたいゲームです。

個人的にはPS4のDL版デジタルデラックスのご購入をお勧めしたい。サウンドトラックがついてきますので。Switchしかないよって方もご安心を。Steamでサントラ単独で入手することもできますよ。ゲーム苦手な方はサントラだけでも手に入れていただきたい。それ位秀逸な楽曲ばかりですので。

そういえば最近アレンジアルバムが発売されたようで。クリアしたしそちらも見繕っていきたい所存。 

 

さて、今回はこのあたりで筆をおこうかなと。明日は朝からFGO-冠位時間神殿-を見に行きますので…

一昨日逆転裁判の1&2&3に大逆転裁判1&2がセットになった成歩堂レジェンドコレクションも届いたし、ポケモンの剣楯も買ったし、月姫リメイク発売まで忙しいですが、久しぶりにFGO優先しながら遊んでいきたいですね~

 

ではでは~ノシ