たま々書きたい日々徒然

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【ゲーム経歴書】月姫 -A piece of blue glass moon- 2021-17

ああ、これが20年の歩みなんだね。

 

クソデカ感情をありがとう。そして次への期待値をありがとう。

 

さて本日は『月姫 -A piece of blue glass moon-』について書いていこうかなと。ネタバレ解禁されておりますが、いつも通りネタバレにはできる限り触れないようにフワフワした内容で書いていきます。

発売は2021年8月26日(金)。プラットフォームはPS4Nintendo Switch
ジャンルは「伝奇ビジュアルノベル」。本年3月に紹介した魔法使いの夜と同じく、テキストを読むことが中心で、提示される選択肢を選んで物語を進めていく形式のゲームです。難しいアクションもなく運要素も絡まない。いわゆるゲームが苦手な方でも楽しめる作品ですね。

ただ18禁なので年齢制限だけはご注意をば。

元々は2000年12月29日のコミケで販売された同人作品。今回は20年の時を経て、リメイク版としてコンシューマー移植されることとなりました。

 

 

予約してたので購入は発売日当日。プレイ期間は翌27日~9月12日。
フローチャートを埋めるまでのプレイ時間は50時間弱だったと思います。

一般層にはFGOで有名なTYPE-MOON始まりの作品。
私が型月に触れた初の作品であるコミカライズ作品真月譚月姫の原作でもあります。真月譚月姫を読んだのは最終巻が発売された2010年のこと。そこからでも10年以上経つんですね…

 

10年前でも既にプレミアがついていたのでとても入手できず、ゲームをプレイするのは今回が初めてとなります。そのため、前作と比べての所感は登場しませんのでご容赦。

 

ストーリーとか世界観とか

2010年代初頭の東京にあるとある町。
主人公の遠野志貴は町の旧家の長男でしたが、7年前にとある事故により生死を彷徨った挙句、後遺症のせいもあってか父から勘当されてしまいます。
そんな父の訃報とともに本家へと戻るよう通知を受ける志貴。
屋敷での生活が始まったのも束の間、町で偶然見かけた女性を衝動的に殺してしまいます。自分の犯した行為を信じられずその恐怖から逃げ出してしまった志貴でしたが、翌朝、さらに信じられないものを目にします。

なんと、昨日自分が殺してしまった女性が手を振ってくるではないですか…

「私を殺した責任、取ってもらうからね」と笑顔で言う彼女は、吸血鬼が犯人と噂される猟奇殺人事件の犯人捜しへの協力を要請。どうやら犯人は本当に吸血鬼らしく、彼女もその吸血鬼とのこと。

志貴は奔放な彼女とともに事件の解決へと臨みますが、そこには彼女と敵対する組織の影もあって…

 

安心と信頼のTYPE-MOON

リメイクに当たっては当時のテキストはほぼ使わず、新たに書き起こされたとのこと。時代背景が90年代から進んでいたり、現実世界の20年間で広がった型月世界観と齟齬が出ないように調整されたりしるようですが、一番変わったのはボリュームだそうです。

原作では5ルートあったそうですが、今作ではアルクェイドとシエル先輩の2人のみが採用。残りのヒロインルートは続編に回った模様。その分、一人一人のシナリオ量は倍以上になっているらしいですね。

その情報に漏れず、地の文以外はフルボイス化されていることもあり、自動送りでしっかり遊べば1ルート15~20時間程度。かなり読みごたえのある量に感じました。扱われる情報も多く、用語(背景)解説にもかなりリソースが割かれていました。どの作品にも存在する世界観を感じられる点で、TYPE-MOON作品の初心者導入にも適しているかなと思います(なお年齢条件)。

吸血鬼でアルクェイドのルートと、魔を狩る聖堂教会所属の代行者シエルのルート。共に一つの事件を別側面から描くようになっているので、両方を組み合わせて全体像を把握するオムニバス的な側面も楽しめるもの。とはいえ、公式からの発表通り今回は前編という扱い。後編に当たる次回作を踏まえて初めて月姫の全体像が分かるようになっています。その布石は今作の両ルートでも張られており、次への期待感も高められていると。

また、他作品でも関わりのあるヤベェやつの名前もチラホラと出ておりまして。そういう含みを持たせられるのもリメイクならではなんでしょうね。できることなら原作もプレイしてみたいのですが、起動できるPCも一緒に探さないといけないのがネックですね~。いっそDLCで販売してくれないだろうか。

システム面では自動送りが採用されているのがポイント。選択肢の場面以外はコントローラーを触らずとも物語を楽しめるので、映画のように飲み食いしながらできるのもいいですね。ルート捜し時に使う未確認セリフ意外の早送り、どこからでも確認できるフローチャートとクイックジャンプ機能も合わせて、UIも満足度が高いです。

ギャラリーが徐々に埋まっていくのもこういうゲームの醍醐味ですよね~。仕掛けも散りばめられていて、そういうの好きだよオジサンが終始うるさかったです(笑)

 

終わりに

とりあえずは早く次の月姫をくださいってとこに落ち着くんですが、続編の販売時期もアナウンスありませんし、11月にはサントラも出るのでDLCというよりは別パッケージで販売されるんだろうなと推測しています。

今月末には関連作のMELTY BLOOD: TYPE LUMINA(2D格闘ゲーム)も発売されますし、その頃には情報出てくれないかな~って。

 

ちなみに、ヒロインの一人であるアルクェイドは同じくリメイクが発表されているFate/EXTRAのとあるルートでも登場したりします。興味のある方はそちらも是非触れてみてください。ネロ、玉藻、アーチャー、慢心王が好きな人はより好きになれる作品ですので。そしてCCCのリメイクまで持っていきましょう!

 

ではこの辺りで失礼します。真月譚月姫を読み返しつつ、アライズやるぞ!!!