【ゲーム経歴書】rain 2023-13
さて、書ける時に書いておきましょう。
たまです。まさかの本日3本目。
手軽にプレイできる作品を一つ挟みたいということで、PS3を引っ張り出してきました。
テイルズのシンフォニア ユニゾナントパックもやりたいですしね。
てなわけでクリアしたてほやほやの作品は『rain』でございます。
発売は2013年10月3日。PS3のDL専用タイトルとして発売されました。
人気を博した結果、あくる2014年6月5日にはパッケージ版も発売されております。
開発はAKIBA’STRIPのアクワイアとICOやワンダのSCEジャパンスタジオの共同。
2008年のオーディション企画だったPlayStation C.A.M.P!から生まれた作品です。
購入は2021年10月4日。プレイは2023年9月2日と3日。
オーディション企画作品ということで、ボリュームは4時間程度と少なめ。
価格もDLが1,500円、パッケージが2,200円と、今のインディーズゲームのはしりのような感じですね。
あらすじとかその辺り
熱を出してサーカスを見に行けなかった少年。
退屈さから雨の降る窓の外を見ていると、怪物に追われる透明な少女の姿が。
少女を心配してとある扉をくぐると、冷たい雨の降る夜の街へ出ていました。
そして少年は気付きます。自身の姿も見えなくなっていることに…
果たして少女を救い出せるのか。そして自身の姿を取り戻せるのか。
少年の冒険は始まります。
基本的にはステルスミッション。
主人公や怪物は透明なため、普段は姿が見えません。
しかし、雨に打たれると輪郭が浮かび上がり、姿が見えるようになります。
その状態だと怪物に見つかってしまい、捕まると即ゲームオーバー。
雨宿りができる場所、怪物の気を引けるモノ、それらを駆使して怪物の眼を盗みつつ脱出路を目指していくというゲームスタイルです。
□ボタンでダッシュ、×ボタンでジャンプ、○ボタンで操作。
基本的な動かし方はICOやワンダによく似ていますね。
rainでは怪物に攻撃する手段は一切なく、逃げることしかできません。
初見だと普通に詰む場面もあり、死に覚えゲーの要素も持ち合わせています。
その分リスタート地点の設定は多くオートセーブにも対応しているので、やり直しにストレスは感じません。
会話はほとんどなく、ステージを進めると背景に大まかなあらすじが表示されていくスタイル。
この辺りもICOやインディーズゲームの作りに似ていますね。
クリアすると2周目に記憶のカケラを集めることができ、入手するとシナリオを補完するテキストが表示されます。中々趣深いので是非プレイしてみてください。
チャプター選択ができるようになっているので、+2~3時間程度で集めきることができるはずです。
終わりに
とにかく雰囲気が良い本タイトル。
雨の夜の街ということで、不気味ながらも美しい世界が広がっています。
挙動も細やかで、心細さ、励ます仕草からは思わず少年と少女を応援したくなります。
雨や水の環境音、BGMも良質で、それによって輪郭が際立っています。
惜しむらくはPS3でしかプレイできないという点。
そろそろアーカイブとかsteamとか別プラットフォームでもできるようになれば良いんですが…
と、前評判も良かった本作品。存分に楽しむことができました。
末に発売のサムライレムナントまでに、次はどのゲームを進めましょうかね…
それでは。秋雨前線が近づいているようですので、体調にはお気を付けください。ノシ