【ゲーム経歴書】十三機兵防衛圏 2020-9
一ヵ月空けるのはもはや芸だと思っている。
嘘です。完全に筆不精なだけです。
モチベーションがある時にバ~ッと書いちゃわないとダメなんですよね最近は。
これでも高校の時は毎日のようにブログ更新してたりしてたんですが…これが老化か(違)
さて、気を取り直して本日の一本は『十三騎兵防衛圏』
ヴァニラウェア開発、アトラスより2019年11月28日に発売されたトンでもねえゲームです。
プラットホームはPS4で、ドラマチックアドベンチャーゲームでございます。
プレイ期間は6月19日~6月28日。梅雨も真っ盛りでございました。
アトラスのゲームでかつ評価が非常に高いというのは発売当初から知っていましたが、すでに書いてきた通りかなりビッグタイトルが並んでおりまして。手を出すまでにかなり時間がかかってしまいました。
丁度新型コロナウイルスの影響もあってかAmazonでゲームの値段が爆下がりしていた時期に、TLがやにわに十三機兵防衛圏で騒がしくなったことも重なり購入の決断をした次第です。
とはいえ、その中でも値下げが10%程度だった時点で期待は超絶高かったのを覚えています。
ストーリーとか世界観とか
舞台は1985年の日本のとある都市。隕石に乗って突如として現れた未確認地巨大生物 通称”怪獣”によって、世界は滅亡の危機を迎えてしまいます。
怪獣に対抗するため、極秘裏に開発された超大型兵器。それが機兵とよばれるロボットでした。
ロボットを動かすことができるのは13人の少年少女。
人類を守るべく戦う13人の視点を通じて人類と”怪獣”の戦争、そしてその謎を解き明かす物語です。
いや、書きながら思い出してますけどマジでそそりますねこれ。
そもそもオムニバス形式で進む作品って名作の呼び声が高いと思うんです。ドラクエⅣ然り、ライブ・ア・ライブ然り、MOTHER3然り。十三機兵防衛圏も劣らず、彼ら傑作の仲間入りを完璧に果たしたと思います。
このゲームの為にPS4を買ってもおつりが来ます。
さて、十三機兵防衛圏の何が一番いいかと言うと、濃密な設定とストーリーでしょう。
ですが、確実に記憶を消してプレイしたいゲームランキングの上位に入る作品だと思うので多くを語ることはできません。というかぶっちゃけ何を語ってもネタバレになりそう。それくらい小出しにされる情報ですら伏線になっていたりします。
だからこそこう言いたい。
ネタバレ踏まないように全人類十三機兵防衛圏を今すぐやって!!!
もう本当に凄いんですよ。
ゲームは主に
①13人の主人公視点で物語が描かれるアドベンチャーパート「追想編」
②13人の主人公たちが一堂に会し機兵に乗って怪獣と戦うバトルパート「崩壊編」
③「追想編」や「崩壊編」を中心に得られた情報を整理し推理するアーカイブパート「究明編」
の三つのパートで構成されています。
初めにプレイできるのは鞍部十郎ですが、彼の視点を進めると、他12人の主人公たちが登場します。そしてチャプターが進むと他の主人公視点や「崩壊編」のバトルが解放されます。解放された主人公の視点を進めることで、また次の主人公がといった具合。
中には「崩壊編」を進めることで解放される「追想編」のシナリオもあったり、他の主人公の進行度合いによって解放されるシナリオがあったりと、とにかく相互の関連性が強い。
追想編では同じシーンを複数人の視点で眺めたり、とあるシーンで起こった事件の裏側で別の事件が進行していたり。時系列もかなりバラバラに進んだりするので、これがアレに繋がるのか!とプレイ中は驚きの連続です。
そして崩壊編。バトルはタワーディフェンス形式で行われます。
人類の防衛拠点である「ターミナル」を360度から襲い来る怪獣から守り切らなければなりません。勝利条件は敵の殲滅か、司令塔のような特定の敵を倒すことです。
機兵は大きく4種類に分かれ、
A.近接戦闘が得意な第一世代
B.短~中距離兵装に加え支援装備も使える万能型の第二世代
C.遠距離攻撃が得意で広域殲滅能力の高い第三世代
D.飛行能力を持ち機動力が格段に上がった支援型の第四世代
とそれぞれ特徴を持っています。その中から最大で6機を選んで出撃し怪獣と戦います。選ばれなかったメンバーは防衛チームとして迎撃や支援を行ってくれます。
ただし機兵には稼働限界があり、一定回数出撃すると強制休憩となり防衛チームにも入ることができません。あえて少ない人数で出撃したり、休憩になるタイミングを合わせたり、継戦運用にも気を付ける必要があります。
このバトルの間にも主人公たちの掛け合いがあり、それがまた情報として追加されていきます。
バトルに勝利すると、経験値とお金、それにアンロックポイントが入手できます。これを用いて主人公を育成したり、機兵を強化したり、ターミナルを強化したりして物語を進めていきます。
最後に最も重要なのが究明編。
実はこの作品、追想編と崩壊編で得た情報だけでは全容を解明するには不十分なんです。
追想編の進行や崩壊編のミッションクリアで得られる情報(ミステリーファイル)の他に、崩壊編で得られるアンロックポイントを使い、究明編でしか入手できないミステリーファイルを開いていく必要があります。その数は数百にも上るんですねこれが。
とまあ、こうやって得た情報を組み合わせることで全容が見えてくる仕組みになっています。物語の終盤に差し掛かるにつれ、「あ!これあのパートで見た!!!」「この会話にこんな伏線が…」「うっそこれがそこに繋がるの?マジで!?」と情報の大洪水。考察が捗って捗って思わず涎を垂らしながらプレイすることになるでしょう。マジで病みつきです。
そして迎える最後のシーン。
もう、ね。十三機兵防衛圏はいいゾ!!!としか言えなくなります。もうカタルシスがヤバいです。いいからやって。ほんとすぐやって。みんなでエモくなろう?
気になる点
なぜ人類には記憶を一時リセットしてゲームをプレイし直す機能が備わっていないのだろうか。
終わりに
とまあ、肝心なことをほぼ書かずに語ってきたわけですが。。。
ゲームが好きな方は当然として、SFが好きな方、推理小説が好きな方、ボーイミーツガールが好きな方。かなり広範囲に突き刺さるゲームだと思います。
バトルの難易度も、アトラスにしては珍しく簡単にクリアできるカジュアルモードが実装されておりますのでご心配なく。
PS4は買ったけど、何かおススメのゲームない?と言われれば即断で挙げられる。
そんな作品だと思います。みんなもやろう十三機兵防衛圏。
ではでは。
そういや先日設定資料集発売されたんだよなぁ・・・